| 医院名 |
|---|
| 医療法人社団 星野会 暁クリニック |
| 院長名 |
| 稲葉 俊三 |
| 住所 |
| 〒323-0811 栃木県小山市犬塚62 |
| 診療科目 |
| 胃腸内科・外科・肛門外科・内科・小児科 |
| 電話番号 |
| 0285-24-6868 お電話にてお問い合わせください。 |
従来、「キズは乾かして治す」、「消毒しないと化膿する」、「キズがジクジクしてきたから化膿した」、だからキズはガーゼで被うと考えられてきました。
ところが最近は、キズを消毒せず、よく洗い、乾かさないようにシートなどでぴったりと被って治す「湿潤療法」が広がりつつあります。
■湿潤療法とは...
夏井 睦先生(形成外科医)らが提唱するこの治療法は
1)キズをよく洗い異物を取り除く
2)キズの表面を潤いを保つ素材で被う
ことで細胞成長因子を含む浸出液(これがキズのジクジク)が早く分泌されてキズが早く、きれいに治るというものです。
当院でも平成16年より外傷やヤケド、またお年寄りの褥瘡(とこずれ)などに積極的にこの治療法を取り入れていますが、いずれも従来の治療法より早く、きれいに、そして痛み少なくキズが治ることを実感しています。
またこの治療法のもうひとつのメリットは、従来の方法では毎日病院にキズのガーゼ交換に通い入浴もしばらくできなかったのに比べ、通院の回数もずっと少なく、化膿さえしなければ2、3日後からお風呂にも入れる(つまりキズを濡らしてもさしつかえない)ということです。
創傷被覆材:キズを密閉するための被覆材にはキズの状態、深さ、部位などによってさまざまなタイプの被覆材を使い分けます。



ケース1:7歳 女子 転んで膝を擦った



ケース2:6歳 男子 自転車の後席でスポークにはさまれた



ケース3:77歳 女性 転んで背中を擦った



ケース4:42歳 男性 自転車で転んで膝を擦った



ケース5:76歳 男性 ノコギリで受傷 指尖部が切断された



ケース6:78歳 女性 ポットのお湯を大腿部にこぼしてしまった


